STEMCELL Technologies EasySep Lymphoprep
- 研究用
Lymphoprep™は、末梢血、臍帯血、または骨髄から細胞密度の違いを利用して単核細胞 (mononuclear cell; MNC) を分離するために推奨される密度勾配溶液 (比重液) で、比重は1.077g/mLです。顆粒球と赤血球は単核細胞よりも密度が高いため、遠心分離中にLymphoprep™の層を介して沈殿します。
本品は、既存のプロトコルを変更せずにFicoll-Paque™の代替として使用でき、同等の細胞純度と回収率を達成します。また、SepMate™チューブやRosetteSep™細胞分離試薬との併用が可能です。
製品の特長
Lymphoprep™の仕様
- 密度 1.077 ± 0.001 g/mL
- 主成分 Sodium diatrizoate(9.1% w/v)、Polysaccharide(5.7% w/v)
- エンドトキシンテスト済み(通常 0.13 EU/mL以下)
- オートクレーブ滅菌済み
- GMPおよびISO13485に準拠し製造
データ紹介
Figure 1. Lymphoprep™で全血から分離した細胞の純度と回収率
(A) Lymphoprep™を使用した末梢全血の密度勾配遠心分離では、T細胞、B細胞、NK細胞、単球などの単核細胞の純度がFicoll-Paque™ PLUSと同等になります。 (B) 総単核細胞とCD45+細胞の回収についても同等になります。(n = 5, Mean ± SD).
Figure 2. Lymphoprep™で臍帯血から分離した細胞の純度と回収率
(A) Lymphoprep™を使用した臍帯血の密度勾配遠心分離では、T細胞、B細胞、NK細胞、単球などの単核細胞の純度がFicoll-Paque™ PLUSと同等になります。 (B) 総単核細胞とCD45+細胞の回収についても同等になります。(n = 4, Mean ± SD).