HLA（ヒト白血球型抗原）技術情報用語集
アレル（allele）
以前は「アリル」と呼ばれていましたが、2017年に日本組織適合性学会で呼称を「アレル」に統一することになりました。
アレル＝（対立遺伝子）とは、相同な遺伝子座を占める遺伝子に複数の種類がある場合にその個々の遺伝子を意味します。ヒトをはじめ2倍体の生物はそれぞれ父母に由来する2つのアレルを有しています。
HLAはローカスごとに数千種類のアレルが存在し、ヒトローカスあたり2つのアレルを有します。NGS（次世代シーケンサー）での遺伝子解析により、従来見つかっていなかった新規アレルが発見され続けており、今でもアレルの数は増加しています。最新のHLAアレルの登録情報はIMGT/HLAのウェブサイトで確認できます。
HLAアレルを決定するために、さまざまな手法のHLAタイピングが存在します。
目的に合わせて手法を選択する必要があります。
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