注目の製品情報
2019/11/07
「RoboSep」 細胞分離の完全自動化と省力化
- 細胞分離
EasySep™を用いて細胞分離をされている方へ
完全に自動化されたRoboSep™を用いて、細胞分離を省力化しましょう。
RoboSep™-SおよびRoboSep™-16は、わずか5分のハンズオン時間でEasySep™のスピードと簡便さを保ったまま、細胞分離の自動化を行うことができます。
RoboSepが使用される理由
- 迅速で簡単 回収した細胞は、フローサイトメトリー、機能研究、その他のアプリケーションにすぐ使用が可能です
- 汎用的 ポジティブまたはネガティブ分離のプロトコルを用いて、様々な細胞タイプを幅広いサンプルソースから分離が可能です
- 効率的 RoboSep™-16では最大16サンプルから連続または同時に細胞分離ができます
- 安全性 サンプルの操作を最小限にすることで、危険な病原体への暴露リスクが低減されます
- 二次汚染の回避 使い捨てチップとカラムフリーシステムにより、サンプルのクロスコンタミネーションリスクを排除します
- メンテナンスが容易 毎日の洗浄や除染は不要です
RoboSep-S と RoboSep-16 による細胞分離
RoboSep™-S による細胞分離 概要
RoboSep™-Sは、非常にコンパクトなデザインで、安全キャビネットや実験台に複数のユニットを並べて配置することができます。
同時に4サンプルからの細胞分離、または一つのサンプルから4種類の細胞を連続して分離することができます。
ユーザーがプロトコルを選択し、サンプルと試薬をセットし、Runボタンを押すまでにわずか5分です。あとは25~60分後に分離された細胞が回収できます。
RoboSep™-16による細胞分離 概要
RoboSep™-16では最大で16サンプルを同時に処理、または4つの異なるサンプルからそれぞれの細胞タイプの分離を同時におこなうことができます。
ユーザーがプロトコルを選択し、サンプルと試薬をセットし、Runボタンを押すまでにわずか5分です。あとは25~60分後に分離された細胞が回収できます。
RoboSep™の特長と性能
製品名 | 同時分離 | 連続分離 | 処理量 (1サンプル当たり) |
インターフェイス | 追跡機能 | その他 |
RoboSep™-S | 4サンプル |
1つのサンプルから |
250 μL – 8.5 mL | タッチスクリーン | 実施後レポート |
コンパクトで、安全キャビネットに並べて配置可能 |
RoboSep™-16 | 16サンプル |
異なる4サンプルから |
200 μL – 2 mL | デスクトップパソコン | 実施後レポート |
試薬量の自動検出 |
さらに詳しい情報はこちら>> RoboSep製品紹介:細胞分離の完全自動化(英文フライヤー)
RoboSepのアプリケーション例
キメリズム解析のための連続細胞分離
RoboSepはFlorida Tissue Typing Laboratoryなど多くの検体を取り扱っている海外の検査ラボにおいて、キメリズム解析のための連続細胞分離に用いられております。
STEMCELL Technologies社のR&Dグループと協力して独自のプロトコールを構築。HetaSep™で処理した一つの血液サンプルから効率的にB細胞、T細胞、骨髄細胞、NK細胞を分離しました。
一つの血液サンプルからの連続細胞分離例
【方法】
【結果】
関連資料
HIV研究のためのEx Vivoモデル
RoboSep™によって自動化することで感染のリスクを下げることができます。また、HIV感染のメカニズム解析と新薬などの開発に対して、従来のin vitroアプローチに比べてよりin vivo環境に近い条件においての検討を可能としております。
詳細につきましては、本ページの「RoboSep™に関する文献」をご参照ください。
関連情報
RoboSepに関する文献
注目の文献
金沢大学と国立がん研究センターのグループが発表したこの論文(Narumi K et al. (2012) Gene Ther 19(1): 34–48.)では、マウス脾臓からのCD4+CD25+またはCD4+CD25-細胞分離にRoboSepを用いています。
その他の主な文献
- Elliott G et al. (2015) Intermediate DNA methylation is a conserved signature of genome regulation. Nat Commun 6: 6363.
- Tyznik AJ et al. (2014) Distinct requirements for activation of NKT and NK cells during viral infection. J Immunol 192(8): 3676–85.
- Hamilton MJ et al. (2014) Macrophages Are More Potent Immune Suppressors Ex Vivo Than Immature Myeloid-Derived Suppressor Cells Induced by Metastatic Murine Mammary Carcinomas. J Immunol 192(1): 512–522.
- Jiang D et al. (2014) MicroRA-155 controls RB phosphorylation in normal and malignant B lymphocytes via the non canonical TGF-β1/SMAD5 signaling module. Blood 123(1): 86–93.
HIVに関する文献
- Lassen KG et al., 2012, A flexible model of HIV-1 latency permitting evaluation of many primary CD4 T-cell reservoirs. PLoS One.7(1).
- Sáez-Cirión A et al., 2010, Ex vivo T cell-based HIV suppression assay to evaluate HIV-specific CD8+ T-cell responses. Nat Protoc 5:1033-1041 .
- Wilen CB et al.,2011, Engineering HIV-resistant human CD4+ T cells with CXCR4-specific zinc-finger nucleases. PLoS Pathog.7(4):e1002020.
- Norman JM et al.,2011, The antiviral factor APOBEC3G enhances the recognition of HIV-infected primary T cells by natural killer cells. Nat Immunol.28;12(10):975-83.