STEMCELL Technologies STEMdiff STEMdiff Mesenchymal Progenitor kit
- 研究用
STEMdiff™ Mesenchymal Progenitor Kit(ST-05240)は、ヒト胚性幹(ES)細胞または人工多能性幹(iPS)細胞から、間葉系前駆細胞(mesenchymal progenitor cell; MPC)様特性を持つ細胞を誘導するために最適な培地製品です。
本品は、動物性成分フリー(animal component-free; ACF)の誘導培地、増殖培地、および接着基質からなる、組成が定義された培養キットです。本品を使用すれば、ヒト多能性幹細胞(hPSC)由来MPCの誘導・増殖を、組成が定義された完全なワークフローで実施できます。
本品は研究用です。臨床または商業的用途については、弊社までお問い合わせください。
製品の特長
STEMdiff™ Mesenchymal Progenitor Kitで、hPSCから間葉系前駆細胞を誘導および増幅
- 血清も動物性成分も含まない組成
- ヒトES/iPS細胞株から間葉系前駆細胞(MPC)を効率的に再現性高く作製
- MPCを3週間で迅速に誘導
- 作製したMPCを長期増殖、および分化(脂肪・骨芽・軟骨細胞)可能
間葉系前駆細胞誘導のワークフロー
フェーズ1では、ヒトES/iPS細胞をmTeSR™1またはTeSR™-E8™培地で培養します。プロトコルの0日目(フェーズ2)に、TeSR™培地をSTEMdiff™ Mesenchymal Induction Mediumで置き換えることにより、初期中胚葉前駆細胞への誘導の準備が整います。4日目(フェーズ3)までに培地をMesenCult™-ACF Mediumに置き換え、初期間葉系前駆細胞(MPC)を誘導します。6日目に、MesenCult™-ACF Attachment Substrateで予めコートされた培養器に細胞を継代します。21日目までに、ヒトES/iPS由来MPCは期待されるMPC特性を示します。
データ紹介
ヒトES細胞 (H9) およびiPS細胞 (STiPS-F016, -F031) 由来MPCの増殖と倍加時間
21日目までに間葉系表面マーカーを発現するSTiPS-F016由来MPCの代表的なフローサイトメトリー分析
hPSC由来MPCは、脂肪生成、軟骨形成、骨形成の各系統へ分化可能
詳しいデータは、学会発表ポスター(STEMCELL Technologies社)もご覧ください。
関連製品
-
MesenCult ACF Plus Culture Kit
-
MesenCult-ACF Freezing Medium
-
Human iPSC-Derived Mesenchymal Progenitor Cells
-
MesenCult-ACF Chondrogenic Differentiation Medium
-
MesenCult Adipogenic Differentiation Kit
-
MesenCult Osteogenic Differentiation Kit
-
mTeSR Plus-cGMP
-
Vitronectin XF
-
MesenCult サポート試薬
-
MSC Characterization Antibody Panel