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STEMCELL Technologies STEMdiff STEMdiff Trilineage differentiation kit

  • 研究用

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STEMdiff™ Trilineage Differentiation Kit(ST-05230)は、新規または確立済みのヒトES/iPS細胞株が3つの胚葉(外胚葉、中胚葉、内胚葉)に分化する能力について、機能面から検証する簡易な培養アッセイを行うキットです。各胚葉を並行して in vitroで分化誘導するための、専用の完全培地および単層培養プロトコルが含まれており、1週間以内に再現性良く3胚葉分化能を明確に検証できます。

本品は、エンドポイントアッセイでの使用を意図しており、下流の分化やその他の用途向けの細胞の作製に最適化されていません。
mTeSR™1 培地で維持した細胞の評価に最適化されています。

2018/05/14 12:00の製品情報

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本製品は研究目的にのみ使用し、人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないようにご注意ください。

製品の特長

STEMdiff™ Trilineage Differentiation Kitで、hPSCの3胚葉分化能を機能面から評価

  • 複数の多能性幹細胞株で、再現性の高い分化を確認済み
  • 各胚葉を別々に分化させることで、結果の解釈が容易 ※
  • 組成が明確(defined)な完全培地
  • 1週間で完了する、標準化されたプロトコル
  • 分化後は各種アッセイ(フローサイトメトリー、免疫染色、遺伝子解析)に使用可能

※ 3胚葉を同時に分化させるEB法では、細胞株によって分化しやすい胚葉が優先的に分化し結果の解釈が難しくなることがあります(参考:本ページ下部の「3胚葉分化の確認(EB法との結果比較)」)。

国内ユーザー様の声

従来もちいていたEB法に比べ、2D培養なので維持しやすいです。簡便で低コストな分化能評価法として今後も利用したいです。
(化学メーカー・I様)

EB法に比べ、EBを作らせる等の手間がかからないので使い易く便利だと感じました。
(K大学工学部・I様)

ヒトiPS細胞培養をスタートさせたばかりで分化能評価も初めて行いましたが、スムーズに使用できました。簡便で便利だと思いました。
(A研究所・K様)

3胚葉分化のワークフロー

各胚葉につき、24ウェルプレート1枚分の培養が可能です。mTeSR1で維持培養されたヒトES/iPS細胞に最適化されています。

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データ紹介

3胚葉分化の確認(フローサイトメトリー)

05230_fcm.jpg

H9株をSTEMdiff™ Trilineage Differentiation Kitで分化させフローサイトメトリーで解析したところ、lineage-specific markerがダブルポジティブとなり各胚葉への分化が確認された。
フローサイトメトリーのプロトコルはこちら>>

ヒトES細胞株を各胚葉に分化させ、免疫染色した例

05230_staining.jpg

左: 外胚葉 - 赤:Pax6、緑:Nestin
中: 中胚葉 - 赤:T、緑:NCAM
右: 内胚葉 - 赤:Sox17、緑:Foxa2

3胚葉分化の確認(EB法との結果比較)

05230_array.jpg

H9株をSTEMdiff™ Trilineage Differentiation KitおよびEB法(血清入り培地、10日間培養)で分化させ、マイクロアレイによるトランスクリプトーム解析を行った。EB法(右カラム)に比べ、STEMdiff™ Trilineage Differentiation Kitでは胚葉特異的マーカーの発現上昇が明確に確認できた。

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