STEMCELL Technologies TeSR mTeSR 3D
- 研究用
mTeSR™3D(ST-03950)は、未分化のヒト胚性幹(ES)細胞およびヒト人工多能性幹(iPS)細胞を、3次元浮遊培養で凝集体として増殖させスケールアップするために開発されました。新しい流加培養(fed-batch)ワークフローにより、所要時間と培地を節約できます。毎日の培地添加によって栄養素を補給するため、非継代日の培地交換は不要です。
mTeSR™3Dは、さまざまな浮遊培養容器と互換性のある、無血清の浮遊培養専用システムです。
製品の特長
mTeSR3Dは、hPSCを浮遊培養するための無血清培地です
- ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の浮遊培養に最適化された無血清培地
- 簡便な流加培養(fed-batch)ワークフロー
- マイクロキャリアーや細胞外マトリックスの添加は不要
- 6ウェルプレート1枚から最短2-3週間で1 x 109 cellsまでスケールアップ可能
- 継代はウィークエンドフリー ※
※ 培養プロトコールは、3日・4日間隔で交互に継代(+培地交換)を繰り返すスケジュールに最適化されています。つまり週末の継代が不要です。
mTeSR 3DはAccellta社のライセンスのもと製造販売されています。
mTeSR 3Dでの継代方法
核型異常のリスクを最小限にするためにシングルセル継代ではなく、細胞塊での継代方法(Clump passaging)が推奨されています。この方法では、非酵素的細胞解離試薬 Gentle Cell Dissociation Reagent (ST-07174) で前処理し、37 um reversible strainer (ST-27215/27250) を用いて再播種に最適なサイズの細胞塊へと機械的に解離させます。
Clump passagingの詳細はこちら:
mTeSR™3D: Clump Passaging Method for Suspension Culture hPSCs