STEMCELL Technologies mTeSR Gentle Cell Dissociation Reagent
- 研究用
Gentle Cell Dissociation Reagent(GCDR)は、ヒト胚性幹(ES)細胞および人工多能性幹(iPS)細胞を日常的な継代の際に細胞塊へと解離したり、シングルセル懸濁液を作製するのに適した酵素フリーの解離用試薬です。
腸オルガノイドを確立するための腸クリプトの単離や、オルガノイドの継代時にCorning® Matrigel®ドームを壊すのにも適しています。
GCDRには、酵素およびその他のタンパク質が含まれていません。
cGMPに準拠して製造されており、再現性の高い結果を得るための品質と一貫性を保証しています。
製品の特長
cGMP製造の細胞解離用 非酵素試薬
- 酵素フリーで、化学的に定義された組成
- 細胞に対して穏やかに作用
- ヒトES/iPS細胞の日常的な培養において高い増殖を維持
- 室温で継代する簡便なプロトコル
GCDRを用いた、ヒトES/iPS細胞継代のポイント
- インキュベーション時間: 維持培地がmTeSR1またはTeSR2で、基質がMatrigelの場合、GCDRでのインキュベーションは室温で6-8分行ってください。その他の培地や基質の場合、最適なインキュベーション時間は異なるため予め条件検討が必要になります。
- シングルセルで継代する場合、GCDRでのインキュベーションは37℃で8-10分行ってください。シングルセル懸濁液にはROCK inhibitor (Y27632)の添加をおすすめします。
- いったん細胞塊が適切なサイズに断片化したら、GCDRを遠心で除去する必要はありません。適切な基質でコーティングしたプレートに、断片をすぐに再播種してください。
- 最初の数回の継代においては、最適な播種密度を決定するために、いくつかのsplit ratioを試してください。
詳細なプロトコルは、こちら>>(STEMCELL Technologies社ウェブサイトにリンク)